近藤祥司 医学部附属病院准教授、亀田雅博 同特定助教、柳田充弘 沖縄科学技術大学院大学教授の研究グループは、大腿骨頸部骨粗鬆症と関連する新たな血中代謝物を報告しました。
高齢期には、転倒や骨折を契机として要介护や寝たきりに至るケースが多く、特に大腿骨颈部骨折は健康寿命を大きく损なう要因として知られています。本研究は高齢女性の大腿骨頚部の骨粗鬆症を対象に、骨密度、筋量、歩行などの临床指标と血液中の代谢物の関连を质量分析计を利用した全血メタボロミクスにより统合的に解析しました。その结果、筋代谢に関わるホスホクレアチン等のエネルギー代谢物の低下と、骨吸収に関连するメチル化代谢物の増加が、骨粗鬆症と関连することが明らかになりました。これらの指标の组み合わせにより、骨粗鬆症群を区别できる可能性も示されました。さらにホスホクレアチンは歩行机能低下群でも低下しており、転倒リスクとの関连も示唆されました。
本研究成果は将来的に、血液検査による骨折リスク评価や、予防戦略开発につながることが期待されます。
本研究成果は、2026年2月11日に、国際学術誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。
研究者のコメント
「骨粗鬆症は骨だけではなく筋肉や全身の代谢と関わっていることが、実际に血液という身近な検体から多面的に捉えられることを示すことができました。本研究が将来、临床や予防医疗に役立つことを期待しています。」(亀田雅博、近藤祥司)&苍产蝉辫;
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【书誌情报】
Masahiro Kameda, Mitsuhiro Yanagida, Hiroshi Kondoh (2026). The metabolites for muscle and osteoclast activity are indicators of femoral neck osteoporosis. Scientific Reports, 16, 8540.
日刊工業新聞(2026年3月19日 30面)に掲載されました。