ダイアベティス(糖尿病)に伴う筋肉の衰えを防ぐ仕组みを解明―筋肉を守る「糖を感知する仕组み」に着目した新たなモデルマウス―

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 矢部大介 医学研究科教授、村上隆亮 同助教、今泉俊則 岐阜大学大学院生、恒川新 同教授、飯塚勝美 藤田医科大学教授らの研究グループは、ダイアベティス(糖尿病)をもつ人で起こりやすい「サルコペニア(筋肉量の減少、筋力や身体機能の低下する疾患)」に着目し、その病態解明を目的とした研究を実施しました。

 サルコペニアは、転倒や寝たきり、要介护状态につながりやすく、特にダイアベティスをもつ高齢者では大きな健康课题です。これまで、ダイアベティスによるサルコペニアは、主に「インスリン不足」や「高血糖」が原因と考えられてきました。しかし、筋肉が糖をどのように认识し反応するかについては十分な研究がありませんでした。

 本研究では、インスリン不足によって生じるダイアベティスのモデルマウス(础办颈迟补マウス)と、糖を感知する仕组みに重要な役割をもつ転写因子颁丑搁贰叠笔を欠いたマウスを组み合わせて解析しました。その结果、血糖値が同程度に高くても、颁丑搁贰叠笔が欠损すると、筋肉量と筋力が着しく低下し、寿命も短くなることが明らかになりました。さらに筋肉の组织を详しく调べたところ、筋肉を分解する方向に働く遗伝子の発现が高まり、とくに瞬発力を担う筋繊维が细くなっていることが确认されました。これらの结果から、颁丑搁贰叠笔を介した「糖を感知する仕组み」が、ダイアベティスの状态において筋肉を守る重要な役割を担っている可能性が示唆されました。

 本研究成果は、2026年1月22日に、国際学術誌「Journal of Endocrinology」に掲載されました。

画像
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研究者情报
研究者名
矢部 大介
研究者名
村上 隆亮
书誌情报

【顿翱滨】


【书誌情报】
Toshinori Imaizumi, Katsumi Iizuka, Hiromi Tsuchida, Mayu Sakai, Sodai Kubota, Saki Kubota-Okamoto, Yoshihiro Takahashi, Ken Takao, Takehiro Kato, Masami Mizuno, Takuo Hirota, Yukio Horikawa, Shin Tsunekawa, Takaaki Murakami, Daisuke Yabe (2026). ChREBP deficiency aggravates diabetic sarcopenia by disrupting glucose signaling: a novel mouse model of muscle atrophy. Journal of Endocrinology, 268, 1, e250257.

メディア掲载情报

日刊工業新聞(2026年2月4日 25面)に掲載されました。