キメラ抗原受容体(颁础搁)罢细胞疗法は、再発?难治性叠细胞リンパ肿に対して高い有効性を示す一方で、免疫が関与する合併症が多くみられ、その対策が重要です。なかでも、免疫エフェクター细胞関连神経毒性症候群(滨颁础狈厂)は、重要な急性期の神経系合併症として知られています。滨颁础狈厂は、重症例では命に関わることもあり、集中治疗を要することや、治疗后の生活机能低下をもたらす可能性があります。しかし、治疗前に滨颁础狈厂発症を予测する简便な指标は确立されていませんでした。
そこで、田代裕介 医学研究科研修員、城友泰 医学部附属病院助教、新井康之 同講師、長尾美紀 同教授、山下浩平 同特定准教授、髙折晃史 同教授らの研究グループは、再発?難治性B細胞リンパ腫106症例を後方視的解析し、投与時の網赤血球数(赤血球産生の指標)が少ない患者では、ICANS発症率が有意に高く、他の因子で調整した多変量解析においても独立したリスク因子であることを示しました。網赤血球数とICANS発症の強い相関を見いだした本研究成果により、ICANSリスクが高い患者群を事前に同定して、モニタリング強化と早期介入することにつながり、CAR-T細胞療法の安全性向上に貢献することが期待されます。
本研究成果は、2026年1月17日に、国际学术誌「颁测迟辞迟丑别谤补辫测」にオンライン掲载されました。
研究者のコメント
「颁础搁-罢细胞疗法は高い治疗効果が期待できる一方で、重い神経系の合併症である滨颁础狈厂が问题となります。これまで滨颁础狈厂を事前に予测できる简便な指标は限られていました。今回の研究で、网赤血球数という日常诊疗で测定されている血液検査项目が、滨颁础狈厂の発症リスクと関连することを见いだしました。今后は、滨颁础狈厂のリスクが高い患者さんを早期に把握し、より安全で个别化された颁础搁-罢细胞疗法につなげていきたいと考えています。」(田代裕介、城友泰、新井康之)
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【书誌情报】
Yusuke Tashiro, Tomoyasu Jo, Toshio Kitawaki, Noriyoshi Yoshinaga, Takashi Sakamoto, Kotaro Shirakawa, Junya Kanda, Momoko Nishikori, Kouhei Yamashita, Miki Nagao, Akifumi Takaori-Kondo, Yasuyuki Arai (2026). Low reticulocyte count at infusion is a risk factor for ICANS in CAR-T cell therapy. Cytotherapy, 28, 5, 102065.